質問に対しての対応2種類
質問に対しての対応2種類
- 答えを問題にすり替える
- 答えを答えとして受け入れる
1.答えを問題にすり替える
質問をするということは、答えを求めているのです。
しかし、答えを求める割には、その答えを答えとして受け入れることを拒絶します。
それは、その答えであるはずのものを、問題にすり替える行為でもあることにも、本人は当然のことながら自覚がないのです。
自覚がないのですが、その方を見抜くポイント口癖にあります。
「でもですね」
折角、答えを言ってもらっていても、それを拒絶する言葉が、「でもですね」なのです。
器ができていない
でもですね。という言葉の背景には、自分なりの考え(答え)を持っているということが伺えます。
つまり、質問をする段階で、他の人の意見(答え)を受け入れる状態ではないと言うことです。
器をまだ用意していないのに、料理を持ったり、水を注がないものですが、質問をするときに、その答えを受け入れないということは、器の無いところに、水を注いでいるような行為に似ています。
もしくは、適していない器に、料理を盛っているようなものです。
2.答えを答えとして受け入れる
ならばと、自分で考えて自分で答えを出したらどうですかと提案をすると「冷たい」と思われます。
なぜこのようなことが起きること言うと、そこには責任を持ちたくないという心理状態が働いているからです。
責任とは、自分の言葉に責任を持つということです。
責任を持った人間が使う言葉には迫力があります。
誰がその言葉を言うのが大事であると言うことです。
また誰から伝え聞くかということが重要でもあるのです。
自分のこたえがすべて
優れたリーダーは、よく質問をします。
質問により、答えが導き出されたとき、その答えは、自分自身が発していて、自分の考えを優先する人も、それは拒絶しません。
なぜならば、相手の答えではなく、自分の答えだからです。
答えを答えとして受け入れていければ、答えはカタチへとなり、応えてくれます。