相反するものが材料
過去の体験は材料
過去に辛いことがあり、苦しんでいる人がいます。
これは、カウンセラーをしていたときに、よく思ったことですが、その人の過去の辛い思いをしたことを材料だと捉えられたとき、その方は、たくさんの材料をもっていて、その材料を使えば、いろんなことが創造できるということでした。
カウンセラーとして、相手の苦しみ、悲しみを理解してあげて、その悲しみをわかってあげて、そして、相手が本当に望んでいた状態へと、自らの意思で向かうように導いてあげられたとき、多くの方が、良い方向へと向かい始めます。
3つのステップ
そこまでのプロセスには、大きく分けて、3つのステップがあります。
1.相手のことを理解する
理解とは、物事の筋道をしっかりと認識することで、相手の過去に、最大限の興味と関心をもって話をしっかりと聞いてあげて、一切のジャッジをしないでいてあげること
その出来事や、心情を1つ1つ確認していくこと
2.分かってあげる
理解したことをしっかりと認識して、その現象の一部分だけに捕らわれることなく、本質へのアプローチをするための基礎を作ること
3.導いてあげる
導くといって、導かれているとは思われないようにすることが重要で、自分の意思でそうしたいと思ったんだと思うようにさりげさが大切。
この導くというのは、再構築であり、その再構築の材料は、先にあげた過去の体験で、持ち合わせている材料なので、理解の段階で、材料にどんなものがあるのかリサーチしている
相反するものが材料
例えば、成功する為には、失敗という体験も必要なように、相反するものが“材料”となることが殆どです。
つまり、失敗体験は、成功体験の為の材料となっています。
失敗体験から、ポイントを理解して、分解して、再構築するとき、それは成功の為の種(ヒント)になっています。
結果を出すには、成功へと向かうプロセスで人間性を磨くき、人としての成長が成功の鍵となりますね。
ピンチは、チャンスにできるというのも、このことを指しているのだと思います。