欲求とは
欲求とは、なんでしょう?
マズローの欲求の段階説というものがありますが、多くの方が5段階で説明されていますが、正しくは、6段階です。
ここでは、少し違う観点から捉えられたらと思います。
欲求には、大きく分けて2種類あるように思います。
2つの欲求
本質的欲求として、生きたいという心理的欲求と、生かされているという身体的な機能があるように思います。
心理的欲求は、『〜したい』というものであり、身体的な機能そのもので、食欲、睡眠欲、排泄欲、性欲(体に触れる)など、マズロー段階欲求説の1段目となる。
- 生理的欲求
- 安全の欲求
- 所属と愛の欲求
- 承認の欲求
- 自己実現の欲求
つまり、第1段階のみが、生かされている身体的欲求であり、その次の段階からは、心理的欲求が強くなり、身体的欲求が弱くなります。
第5段階のころには、ほぼ心理的欲求であり、身体的欲求はほぼありません。
マズローは、最初、5段階欲求説を発表して、晩年、6段階目を発表しました。
超越的な自己実現
第6段階目の欲求は、超越的な自己実現の欲求というものです。
人間としての理想的な生き方でしょうか。
でも、これを6段階目にすることには、少々の疑問を感じます。
これからの時代は、この6段階目を、0段階欲求にしてはどうでしょうか?
すべての源になる欲求として、人が活かされているスタートが、すべての人と分かち合うべき欲求ではないでしょうか?
ではければ、この5段階を満たされていない人と、満たした人とのヒエラルキーは永遠に消えません。
この段階でしか人の精神性が表せないのだとしたら、それは、絶望を意味しているに匹敵しています。
少し、欲求というものを別の観点から捉えてみましょう。
場と機能
心理的欲求を、場エネルギー反応として捉え、身体的欲求を機能性エネルギー反応として考えてみたら、少し、違う観点から欲求というものを捉える事が出来るかもしれません。
身体的欲求としての機能性エネルギー反応は、縦軸だとしてみてください。
そして、心理的欲求としての場エネルギー反応は、横軸だとしてみてください。
身体的欲求が満たされるほどに心理的欲求が満たされます。
生かされる基本が満たされるほどに、生きる欲求が満たされていきます。