全人類に普遍的に共通していている感情と表情の関係
ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間
2009年からアメリカで放送されているテレビドラマ「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間が実に面白い!
内容はと言うと、ティム・ロス演じる主人公のカル・ライトマンは、心理学者で、一瞬の表情や何気ない仕草から嘘を見破ることができ、犯罪捜査の手助けをしていく姿を追いかけたドラマです。
この主人公であるカル・ライトマンは、実在の心理学者ポール・エクマンをモデルにしているんです。
で、このポール・エクマンって人物に興味を持ちました。
エクマンの研究はとっても魅力的です。
人が表す表情に注目して、その表情は文化依存的ではなくて、人類に普遍的な特徴であり生得的基盤を持つことを明らかにしたんです。
引用 – 万国共通の7つの微表情
万国共通の7つの微表情
エクマンが普遍的であると結論したのは「怒り、嫌悪、恐れ、喜び、悲しみ、驚き……」
さらに、エクマンは非言語コミュニケーションの研究もしたんです。
さらに人々が嘘をつくこと、嘘を見破ることで、犯罪捜査などにも多大な協力と影響を与えたってんですね。
このエクマンの出した結論。
それは人の持つ感情は、全人類に普遍的なんだと言うこと。
それは、つまり、
生まれたところがどこであっても、育ちがどんな環境であっても親が誰であろうと、成績が良かろうが悪かろうが、お金持ちであろうが、借金があろうが、スポーツ万能でモテテいようが、いまいが、イケメンであろうが、そうでなかろうが、生物学的基盤を持ち、全人類に共通したものなんだって。
その共通の感情とは、
・怒り
・嫌悪
・恐れ
・幸福感
・悲しみ
・驚きさらに、エクマンは探求心旺盛な人のようで研究を続けて90年代には以下の表情も追加しているんです。
・おもしろさ
・軽蔑
・満足
・困惑
・興奮
・罪悪感
・功績に基づく自負心
・安心
・納得感
・喜び
・恥
こうした感情が全人類に普遍的に共通していて、それが、ちょっとした仕草や一瞬の表情に表れて、それを読み取るのが微表情学って言います。
その微表情を読み取ると、嘘も見抜けるってんです。
その様子を動画でどうぞ。
ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間の中では、実際にエクマンが体験したことが、そのまま主人公の過去として描かれている部分があるってのも興味深い作品です。
現地では、※アメリカでは、2010年11月からシーズン3の放送が開始されているらしいので、日本での放映を心待ちしています。
恋人と一緒に見るのはオススメしません…..。
微表情学は、相手の嘘を見抜く為の技術ですが、考え方、心の持ち方を学ぶと、相手を信頼する為のものだと気付きます。
「本質へのアプローチ」って言ったらカッコイイかな…現象よりも本質に興味のある人向けに密かにやっているセミナーが「未来妄想塾」で、高確率で、微表情についての話をしています。
絶対に持っていはいけない感情とその理由が、明確になるので、ネガティブ感情を持つことをやめる人が多発!!