健康の定義
生きることは食べること
この言葉は、食べたものが、生きていく上でのエネルギーになるってことを教えてくれていると思います
食べたものが、消化されて、体に吸収されて栄養になるという生物学的なこともあるし
美味しいものを食べることが精神的にも、満たされることを意味していると思います
明治18年生まれの小説家でもあり詩人でもあった武者小路 実篤は、健康についての格言を遺しています
人生にとって健康は目的ではない
しかし、最初の条件なのである
人は健康であって、はじめて人生のスタートラインに立てるということなのでしょうか
では、“健康”とは、どういう状態なのでしょう
健康の定義
昭和23年…日本は戦後
その頃、WHOが世界に向けて健康の定義を発表しました
WHOについて
World Health Organizationの頭文字をとってWHOで、世界保健機関のことです
一般的には、世界保健機構と言った方が通じやすいようです
WHOは、全世界の健康について詳しい専門家・有識者を集めて、保健憲章をつくり世間一般に広めている
その前文に、健康の定義が示されています
WHOが発表した“健康の定義”とは…..
Health is a state of complete physical,
mental and social well-being and not merely
the absence of disease or infirmity.
日本語に訳してみましょう
健康とは、完全に、身体、精神、及び社会的によい(安寧な)
状態であることを意味し、単に病気でないとか、虚弱でないということではない
つまり、健康とは、病気、もしくは虚弱ということだけじゃなくて、
身体的な能力が高く、知的には適切な教育を受けていて、家族、地域社会、職場などの環境があること
健康な人
社会的に、豊かな人間関係のコミュニケーション力が円滑であって、
精神的には、情緒が安定していてバランスがとれているということ
さらにまとめてみると、
精神的健康・社会的健康・身体的健康のバランスが取れた状態……
さらに、健康について….
元々は、健体康心(けんたいこうしん)っていう四字熟語が短くなったものです
中国の古典「易経」によると
“健”やかな体と“康”らかな心のこと
とあり、健康に対するハードルが高すぎな気がします
心・技・体、すべてを揃えられるのは、相撲では横綱を意味します
すべてを満たすことを目指すとして、まずは、1つを目指してみたいと思います
体の健康・心の健康
それぞれを分けて、1つ1つの健康を心掛けていくことからはじましょう