ネガとポジ
ネガティブとポジティブ
ネガティブを略してネガ、ポジティブを略してポジ。
写真の現像の世界でよく使われる、ネガフィルム、ポジフィルムという言葉がありますが、ネガは陰画、ポジは陽画と言う意味です。
ネガの状態は、被写体の色の補色の状態で、ネガを反転させることでポジの状態となります。
3つの補色
物理補色・心理補色・補色対比というものがあります。
物理補色は、相反する色同士を混ぜると、灰色になる現象のことです。
実施に、絵の具でやってみるとこのことは、理解できると思います。
心理補色は、ある色をジッと見つめて、直後に白紙を見ると、補色が残像として見える現象のことです。
補色対比は、補色関係の色を並べると、色の鮮やかさが強調され、彩度が上がる現象のことです。
ネガとポジの相対関係は、補色の関係性にあります。
ネガティブメッセージ
ネガティブメッセージは、補色の原理で考えると、ポジティブシンキングの反対にあるもので、ネガティブに考えていること自体、ポジティブであるということでもあるのです。
例えば、悩むという心理的な現象も、目標としていることいがあり、そこに辿り着けていないから起きるものだとしたら、悩んでいる時点で、ポジティブなことなのです。
ネガティブは、いつでもポジティブとセットで共存しています。
ネガティブであることは、決して悪いことではないのです。
最後に、タモリさんの言葉を紹介します。
「前を向いて歩いてたってつまらない。
後ろを振り返ってあれ楽しかったって言う方が楽しい」
ネガティブなことは、実は、人生を豊にするためのキーワードかもしれませんよ。